
写真を始めた頃からライフワークとして、
生まれ育った東京の夜の街を撮り続けてきた。
昼間は多くの人が行き交い慌ただしい場所も夜になると、
特別に感じる場所があると気付き撮影し始めた。
暗くなり、人がいなくなる事で余計な情報が削ぎ取られ、
土地の持つ空気や匂いがより強調される。
各々が生活している事を知らせる街の灯りや
暗闇にぽつんと浮かび上がる電柱の光に人や土地の気配を見つけては、
穏やかで嬉しい気持ちになって切り取ってきた。
これを隙間の時間が作る景色とでもいうのだろうか。
作品の中には残念ながら今はもう見ることの出来ない風景もあるが、
これからも撮影し続けていきたい。